最終更新日:2010/2/3

領域実習ならびに配属を希望する方へ

どんな研究をしているの?

ユーザー本位の,実用性の高いロボットシステム開発

中後研究室では,サービス工学の考え方に基づいて, ユーザーの”かゆいところに手が届く”ようなロボットシステムの開発とその制御を 行っています.
特に中後研究室ではロボットを自分で設計・製作すると共に, それをどう動かすか決定し,思い通りに動かすために制御する,という一連の 流れを行うことが出来ます. このことは,将来皆さんが社会に出て,何かものづくりに携わる時,とても貴重な経験 として活きてくるでしょう. 配属された皆さんには,是非,自分が作ったロボットが思い通りに 動く喜びを感じて欲しいと思います.
具体的な中後研究室の研究テーマは,研究紹介 をご覧下さい.

研究室の設備はどうですか?

ロボット開発に必要な充実した設備を備えます

中後研究室は,ロボットを開発するために必要な各種設備を備えています. 特にロボットプラットフォーム(ロボットの基となる基本的な部分)は充実しており, 車椅子型ロボット2台(1台は全方向・2台とも乗車が出来ます!), 全方向移動ロボット3台,移動ロボット2台,着座・起立支援装置2台を 備えます.これらのロボットは非常に高価で(乗用車以上の値段がします),これだけ多数の ロボットを自由に扱えることは,中後研究室の大きなアドバンテージです.
また,人間支援系のテーマでは必須である,各種計測装置も充実しています. 例えば,人の体重分布を測定する可搬式フォースプレートを3台備えます. これを用いると,人が立ったり座ったり歩いたりする時の様子を コンピュータ上で解析できるので,立ち上がり支援装置の効果を確認したり, それを基に,支援装置をどうやって動かすか考えるなどの用途に使えます.

研究室の雰囲気は?

自由で活発,色々な人がいます

研究室はかなり自由な雰囲気です. 基本的に,中後研究室では”他人に迷惑をかけなければ,何をやってもOK”です. 研究の合間の息抜きに,スクリーンに投影して大画面でゲームをやったり, 有志(中後も入っています)がみんなでお金を出し合って, 研究室にダーツを設置していたりします.
休みも基本的にはいつとっても良いことになっています. 研究室の登校時間も決まっていません(ゼミの時は全員出席です)ので, 自分のペースで自由に研究を進めることが出来ます. ただ,特に平日にお休みをとる時には,研究室に連絡をとるルールです. また,自由であると言うことは,その分責任を伴います. 平日たくさん休んだ場合は,その分自主的に休日に研究を進めるなど, 自己管理が強く求められることも注意して下さい. 昨年度は,それができずにやむを得ずタイムカードを導入しましたが,今年度は タイムカードを使わなくても済むように,みんなで頑張っていきましょう.

研究がちゃんとできるか心配です

研究室みんなのサポートあるから大丈夫

初めて研究室に入る誰もが,そんな心配を持っているでしょう. 中後研究室は大きな研究室ではありませんが,来年度は大学院生が5名と,卒検生より 多くなる予定で,中後には直接聞きにくいことでもきめ細かく教えてもらえます. もちろん中後も,出来るだけのサポートを行います. また必要に応じて,理化学研究所・東京大学・首都大学東京・大阪工業大学・摂南大学等から 教えを請うことも出来るでしょう.
逆にみなさんには,研究室に積極的に参加し,先輩・後輩の絆を深めて, 困ったことを相談できる人間関係を築いて頂ければと願っています. その経験は,社会に出るためにも,とても大事なことです.

中後研究室の就職はどうなの?

今年も非常に好調です

学部卒の就職の場合,どの研究室もほぼ横一線だと思います. 配属された研究室によって就職に差が出るのは,おそらく大学院での就職でしょう.
中後研究室では,学部生から院生までの3年間で,ロボット設計・製作から制御まで, 全ての行程を行います. これだけの経験を学生のうちからできる研究室は少なく,必然的に「設計と制御」ができる人間は貴重な 人材となり,企業から高く評価されます. また,中後研究室では国際会議での発表,研究所・他大学との共同研究に携わる院生の割合が高く, これらの経験も,高い評価の対象となります.
すなわち中後研究室は,研究に打ち込んだ分だけ,それを具体的な成果として残せる環境となっており, その分,就職時のPRポイントとなります.
※国際会議では,査読といって他の研究者が研究の中身を審査し,認められた研究だけ発表することが 許されます.逆に言うと,国際会議での発表経験は,それだけ内容のある研究を行ってきた証です.

中後研究室の大学院はどんな感じ?

タダで海外旅行!?

中後研の特長は,研究成果を国際会議や論文として,きちんと形に残すことです. せっかく頑張って良い研究をしても,形が残らなければ何もやっていないことと同じです. これらは,就職はもちろん,奨学金免除申請などにも,非常にポジティブに働きます. それに,そもそもそう言う体験は楽しいですし,貴重な経験になります.
もちろんこのような活動にはお金がかかりますが,それはきちんと大学や研究室がフォローします. 要するにタダで海外旅行できると言うことです!
もちろん国際会議は希望者のみですから,希望しない人を無理に行かせることはありません. 中には,国内発表だけで終わる人もいます. つまり,中後研究室は本人が希望すれば,海外にもチャレンジできるチャンスがあるということです.
先輩達の学会発表については,学会発表報告を見て下さい.

中後研究室って厳しいの?

基本的に自由で,充実した研究生活が送れます.研究と遊びのバランスが大事です.

中後の担当する授業が比較的厳しかったため,恐れている人も多いかと思いますが,授業と研究は別です.
「厳しい」という言葉の定義は難しいのですが,拘束事項が多いという意味では, 中後研究室は決まった登校時間もなく,研究室でも何をやって見構わないので,厳しくないと言えるでしょう. しかし,その分自分の責任で研究と向き合うことを求められるため, 研究が進んでいないのに休んでいる場合は,それなりに注意されます. 逆に研究がちゃんと進んでいて,自分できちんと時間管理できているのであれば問題ありません.
研究にイヤイヤ縛り付けられるのは,お互い不幸ですよね? そう言う意味で,皆さんには是非自分で「面白そうだ」と思った研究を突き詰めて頂きたいと思います. 要は,中後研究室は自由であるが,その分責任も伴う,と言うことだと思います.


最後までお読み頂きありがとうございます. 百聞は一見にしかず,是非,中後研究室に興味がある方は遊びに来て下さいね.

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